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ryo-ji
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ルール

小学校では採点中。一方で,小学校教員のトレセンであるPTIではTRAINEEたちの最終試験が行われています。

さて,以前もお伝えしたかと思いますが,この試験,とにかくみんな行儀が悪い。「悪い」という言葉が生ぬるく感じるほどに,「悪い」。

小学校教員であるTRAINEEは,カンニング(周辺の人の解答を見る。答えを直接聞く。定規の裏,手のひらに答えを書く。)を普通にするし,注意されて聞いたとしても1〜2分。今回一番ひどかったのは,英語の試験。試験終わり5分前になると,小さな教室(日本の教室くらい)の後ろの方では普通に立ち歩いて答えを見始めたり…

また,愕然とするのは,「難しいから,許して。」「最後の試験だから。」という言い訳。「話さないで」って言うと,「質問しただけ」って返ってきたり,明らかに後ろの人の答えを見てたから注意すると,「下↓見てたの」だって。そして,明らかに繰り返してる人には,一回,「次やったら,取り上げるよ」と注意して,次には10分間用紙を取り上げるようにしています。そこでも,抵抗する人あり,逆ギレする人あり…理解の限界をとっくに突破してます。繰り返しますが,彼らはこの国の小学校の教員です。

他のTRAINEEとも,このテーマで話したことがあって,「ryojiは良いテストでの状況を知ってるけど,僕らは悪い状況が普通なんだ。だから,どういったものが“良い”のか分からない。“悪い”のが普通だから。」確かに,一理あると思う。自分にしてみたら,日本のような状況が“当たり前”だけど,彼らにしてみたら,これが“当たり前”の状況なんだ。

昨日は,あまりにひどい人たちに張り付いて立っていたら,テスト後,「私たちのこと好きなの?」だって。…「嫌いです。」
今日は,謝りに来た。さんざん注意を受けたあげく,例によって最後の5分間好き勝手やっといて。
「私たち悪いんです。ちゃんとできない。」だって。じゃあやるなよ!!
「自分ができないのに,テストの時子どもに何を教えるの?」
「カンニングや話はだめって教えるよ」

一方で,TRAINERもよろしくない。だいぶ良くなったけど,試験中大きな声で話す。携帯で話し出す。飽きて教室を出て話してる…などなど。
また,カンニング等の際にどんなペナルティを課すかもはっきりしてない。だから,どんなタイミングでどんな罰かは教師次第。
前出のTRAINEEとも,やはり,罰は与えるべきだけど,ばらばらはまずい。という話に。

やっぱりこれでは良くない!!

…ということで,試験中のルールとペナルティを提案という形で出すことに。

最初,強力な権力を有する「サー」に直接言って上意下達的にやってしまおうかと思ったけど,形式が決まっても,実が伴わなければ意味なし。と思い,実際にテストを仕切るTRAINERの了解を得てからサーに提案することに。TRAINERの反応は様々。「良い」と言う人,経験談を話す人。中には,「これでも良くなった」「「もうこれが伝統になってる」とか,「状況が良くない」とか言う人もあり。けど,少しずつ話をしていくなかで反応が少しずつ変わってきてきくる。
ここで「サー」登場。

「よしゃ!!待ってました。いっちょバシッと言っちゃって下さい!!」

もともと,「サー」に見せるために書いた物。英語を書けることに感動しているのを流しつつ,反応を待つ。

…ところが。
「ryojiこれはJICAに見せたのか?コピーしたのか?する必要はないし,JICAにも見せるな。消しときなさい。」
「なぜ?」
「これはお前の仕事じゃないだろ?」
「いや,俺の仕事は算数と理科だけじゃなくて,この国の教育の向上です。」「そうか,あっはっは。テストを見るのは俺じゃない。実際に見るやつらが決めれば良い」
…「サー」退場…

あっけに取られながらも,これはチャンスと思い,改めてTRAINERたちと話し合う。完全に任された(押しつけられた)こともあり,さっきよりも明らかにアグレッシブになってる。そして,最後には,プリントして,もう一回みんなで話し合おうということに。
自分の提案に対して,しっかりと向き合ってくれたこともうれしかったけど,その後,「ryojiのやることは何でも手伝うよ」と言ってくれたのが本当に嬉しかった。普段,自分がしていること・考えているは伝わりにくくても,PTIを良くするためのことを考えている。ということだけは伝わった気がする。

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